Android端末はまだ買いではない

友人の携帯が壊れ気味だということで、買い物に付き合った際にいろいろと端末を試してみたので、備忘。

友人はdocomoのため、docomoのスマートフォンを中心に試してみた。

そもそもスマートフォンでもAndroid端末に絞ったが、法人利用は多いが、個人利用が少ないBlackBerryは対象外とした。

また、Android端末のうちタブ型の端末も携帯電話としては使いにくいため、対象外とした。

現行のdocomo端末は

  1. REGZA Phone T-01C
  2. LYNX 3D SH-03C
  3. Optimus chat L-04C
  4. GALAXY S SC-02B

(xperiaは2011/2で生産終了とのこと)

下表に整理してみた。

端末名REGZA Phone T-01CLYNX 3D SH-03COptimus chat L-04CGALAXY S SC-02B
メーカー富士通東芝シャープLGsamsung
特徴ワンセグ
オサイフケータイ
赤外線
防水
ワンセグ
オサイフケータイ
赤外線
スライドキーボード動作が軽快
Androidバージョン2.12.12.22.2

動作としては、やはりGALAXYが一番俊敏で、iPhoneに近い動作感覚が感じられた。

それに対し、その他の端末は、やはり少々もっさりしている感じがした。

ただし、GALAXYにはワンセグ、オサイフケータイ、赤外線等の日本の携帯によくあるような機能がついていない。

samsungにしろLGにしろ、海外のメーカーは世界市場を相手に端末を開発しているため、

今後も基本的にワンセグ、オサイフケータイ、赤外線は対応しないものと考えられる。

(注.Android2.3から対応しているNFCはオサイフケータイに類似する機能でるが、

一般にオサイフケータイと呼ばれるのものはfelicaであり、NFCと非互換である)

ワンセグは分からないが、オサイフケータイ、赤外線は日本においては、

ほぼ必須(だと私は感じている)機能であり、それを考えると、海外製の端末は選択しにくい

それに対し、日本メーカー製の端末は、オサイフケータイ、赤外線に対応しているものの、

対応している分だけ、AndroidのOSレベルにも手を加えており、提供されるAndroidのバージョンも古く、今後のバージョンアップ対応についても、

どこまでバージョアップ可能なのかが懸念される。

それに加えて、あのもっさり感である。


Android2.1から2.3までの差分の特徴として、下記がある。

  • アプリの高速化
  • JavaScriptの高速化
  • 紛失時のロック、データ消去対応
  • テザリング(無線ルータ化して、例えば、iPod touchもどこでもインターネットできる)
  • NFC(日本はfelica対応のサービスがほとんどであるが、一部NFC対応のサービスがある)
  • ユーザインターフェースの高速化
  • コピペの容易化
  • バッテリー管理機能の向上
特に、スマートフォンは従来の携帯電話と比較し、圧倒的にバッテリーのモチが悪く、
1日使用するだけで、充電が必要になってしまう。
よって、バッテリー管理機能の向上は重要な点だと考える。
また、Androidは2.3のあと3.0が予定されているが、3.0はタブ型端末のみのバージョンであり、
普通の端末に向けては2.3以降のバージョン予定についてのアナウンスはなく、
2.3以上の機能の追加はあまり考えられず、対応し尽くした感がある。

ということで、せめてAndroid2.3までアップデート対応が確実になるまで、待って今回の日本メーカー製端末を購入するか、

次回の新端末を待つ方がよいと考える。

ついでに書くと、今回はdocomoの端末のみについてであったが、

国内メーカーが出している端末は基本的に、docomoだろうが、auだろうが、同じような端末を出しているので、

上記と同じことが言える。

2011/2/16 追記

softbankのAndroid端末を試してきた。

外国産Android端末については上記のとおりのだが、日本製Android端末については、乱暴に記述し過ぎた。

確かに、softbankのシャープ製Android端末は、それほどモタつき感がない。

というのも、シャープ製Android端末はdocomo、au、softbankで出ているが、それぞれ微妙に仕様が違うようだ。

docomoとauはCPUが同じなものの、メモリはdocomoが256Mなのに対し、auは512Mと大容量。

さらにsoftbankについては、CPUもdocomo、auのQSD8650と異なりMSM8255を使っている。

クロック数は1.0Gで同じようなのだが、QSD8650の方が最新のCPUなようだ。

それに加えて、メモリは512Mである。

少なくとも、docomoのシャープ端末と比較するとsoftbankのシャープ端末の方がサクサク動いていた
それに加えて、docomo、auはAndroid2.1に対し、softbankはAndroid2.2に対応している。一応、docomo、auのAndroid端末もAndroid2.2対応を予定しているようではある。

というわけで、Android2.2と2.3の特徴の比較を記しておく。

  • NFC(日本はfelica対応のサービスがほとんどであるが、一部NFC対応のサービスがある)
  • ユーザインターフェースの高速化
  • コピペの容易化
  • バッテリー管理機能の向上

というわけで、なんだかんだで、やはりAndroid2.3というバージョンは魅力的だと考えられる。

例え、Android2.2については、バージョンアップ対応が予定されている場合でも、2.3対応となると、

次シーズンに販売予定の端末と今シーズンに販売している端末に差を付けるためにも、

2.3対応は無い可能性が高いと邪推してしまう

ということで、softbankのAndroid端末はdocomo、softbankの端末と比較すると魅力的かもしれないが、

まだ買いではないと考える次第である

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